本「失われた時を求めて 12」プルースト
失われた時を求めて(12) 消え去ったアルベルチーヌ (岩波文庫) [ マルセル・プルースト ] 価格:1,386円 |
やっと読み終わりました。これは長かった。
前作で出ていってしまったアルベルチーヌを「私」はなんとか呼び戻そうとしますが「こちらが戻ってきてほしいと思っているわけではない」という形で呼び戻そうと色々画策したりします。
そこで突然アルベルチーヌが事故死してしまいます。
アルベルチーヌは亡くなったものの「私」の嫉妬心は無くならずアルベルチーヌの素行を調査したりしていると過去の悪行が次々出てきたりして思い悩んだりなんてことを前半の300ページ位やって、次第にアルベルチーヌへの思いが薄れていきます。
その後憧れのヴェネツィアに母と旅行に行ったりしつつ後半はこれまでの登場人物の以外な結婚話が3組出てきます。
そのうちの一組が親友ロベールとスワンの娘ジルベルトの結婚で、この顛末が書かれる中でロベールの同性愛が発覚して「私」を悩ませます。
というような感じであと2冊、「見出された時」に続きます。