昭和のおっさん

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本「失われた時を求めて 4」プルースト

失われた時を求めて(4)??花咲く乙女たちのかげにII (岩波文庫)

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全体に長い小説なわけですが、これはその中でも長めで600ページ以上あります。

「私」がバルベックという保養地にバカンスに行く間の話になります。

神経症で病弱な「私」にたいして当時は陽気のいいところで海に入ったりすることが良い療養になるということであったそうです。

そこで「私」は気のいい貴族の若者と友人になったり高名な画家と知り合ったりしつつ(またこの高名な画家が前作に出ていた人物だったりするところも面白いところです)少女たちの集団に出会います。

アルベルチーヌを中心としたその少女の集団に思春期真っ盛りの「私」がアルベルチーヌや少女の集団そのものに恋をする模様が書かれます。

恋と愛欲のありようを考えつつ夏が終わり皆がばらばらに帰っていって終わります。

読みやすくて面白い部分も多かったですが長いので思ったより時間がかかりました。

あと10冊ですね。