昭和のおっさん

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本「他の誰かになりたかった」藤家寛子

他の誰かになりたかった 改訂版 (多重人格から目覚めた自閉の少女の手記)

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自閉症当事者の本ですね。

大雑把に言うと子供の頃から違和感を感じ、辛さから別人格を作り出し20過ぎくらい(だったかな?)で破綻し、自閉症と診断され、立ち直っていくところくらいまで(診断から数年後くらい)の話です。

とはいえ時系列の自伝的なものではなくエピソードのエッセイ的な構成で読みやすいです。

ASDの人生の歪み方と辛さや特異な考え方や感覚異常がわかります。

作者さんも何度も書かれていますが当事者にとっては生まれつきの特性なので自分で気づくことは難しく、出来るだけ早く周りが気づいて対応していくことが人生の決めてになります。

現実的にはこれから親になっていく若者に障害に限らず色々なトラブルもあり得る、はやく気づいてあげたいことがある、ということを知ってほしいですね。