本「発達障害からの挑戦状」崎濱盛三
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なにかと誤解されがちな発達障害についての啓蒙書なわけですが、よくある本と違うのは犯罪や自殺といったところの話が多い所です。
とかく一般人は自分のよく知らないことを自分のイメージだけで適当に話したり判断したりしてしまいます。
発達障害とかサイコパスとか各種精神障害はもとより糖尿病とか痛風なんていうようなメジャーな病気ですら「自分がなってみて初めてこういうものだと知った」なんてことを言っているのをよく聞きます。
一般人にはそれほど影響力はありませんがテレビのワイドショーなどでも何もわかっていない人々が一般人と同じような話をしてそのイメージが広まってしまったりするわけですね。
障害や精神疾患は理解の難しいことも多いので正しいことを話すというのは難しいですが、せめて「自分はわかっていない」ということくらいはわかっていたほうがよいのではないかと思います。
身近に発達障害の問題など抱えていない方でも「こういう世界がある」ということは興味深く読めるのではないかなーというわけでおすすめです。