昭和のおっさん

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ジョギングについて 2

さて、おっさんが突然運動しようと思ってなにをするのか。

私はけちだし人見知りなので人に習うのはなし。その時点でやる気あんのか状態ですがやらんよりまし精神です。

武術から入ってるとなると木刀素振りなんてのもいいかと思いましたがおっさんが一人で棒振りしてるというのは不審者すぎる感じです。

金がかからず一人で手軽にできるということで「走る」を選ぶことになるわけですが普通はインドア派の運動嫌いにとって一番印象の悪いのが走ることです。「ただ走って疲れるだけってなにが楽しいんだ」って感じですね。私ももちろんそんな考えでしたが武術の本を読んでいるうちに「身体を使うことは楽しいのではないか」と思い始めたのでした。

そしてもう一つ後押しになったのが数年前にオリンピックで金メダルをとった高橋尚子選手でした。それまでマラソン選手や長距離走の選手のイメージは、きつい練習に耐え頑張って走りゴールで倒れ込むというようなものでした。しかし高橋さんはオリンピックのマラソンを笑顔でゴールし「楽しく走れました」と話し、走ることが大好きで練習が休みの日も走りに行ってしまうという方でした。こんなに走ることが好きな人がいるのだから走ること自体が楽しいということもありえるのだと思えました。

そんな感じで適当に走り始めました。最初は数百メートルからでした。目標としてはまず様子がわかる程度まで続けることが大事なのでとにかく無理はしない、がんばらないことでした。できるだけ毎日やるけど嫌になるほどはやらない。走る時間や距離などは決めないで疲れたら止める。

結果的には、このがんばらないで続けるというのは結構正解で素人が適当に走り始めると十中八九故障します。かなりだらだらやってた私でも膝やらスネやら足の裏やら痛めました。

まあしかし怪我も経験です。色々やらかすうちにフォームを見直すきっかけになったり痛み自体がどんなものか、休んだほうがいいのか走ってもいいのかなんてことがわかってきます。

だらだらやっているようでも体力は付くもので、最初の数ヶ月は自分でも驚くほど走れるようになったりします。5km位ならすぐ走れるようになる方も多いと思います。

で、楽しくなってくるのですが身体がついていかず怪我が増えたりするわけです。

そこで目標が「怪我なく好きなだけ走れるようになる」みたいな感じになってくるのですがこれが結構大変なのでした。

つづく。