本 「COCORA 自閉症を生きた少女」１，２ 天咲心良
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COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇 [ 天咲 心良 ] 価格:1,836円 |
自閉症というと今では知的障害のあるタイプということが多いと思いますが、作者の方は高機能のやつの方ですね。
１，２が出てて３で完結ということらしいです。
私は集中力がなく本もとぎれとぎれにちょこちょこ読むタイプなんですがこの本２冊は３日で読みました。
障害と家庭環境などで苦労した話が中心なので中々シビアですが、ただ障害が理解されずに苦しんだ、という視点だけでなく障害がある方が普通の中に入ることでお互いにどんな影響があるのかを書かれているかと思います。
内容はご本人の実話なんだそうですが、私のような低能気味の定形からするとその知性に驚かされる部分が多々あります。
主人公のココラちゃんが時々世の中の仕組みなどに突然気づく描写が入るのですが、正直その内容が私なら２０過ぎにやっと考えるような内容です。
読んでいてとにかく思うのは、この障害を持っている方は自分と別に自分を動かす「脳」がいるというのが普通側の人間にはとにかく理解出来ない。これが結構決定的なんじゃないでしょうか。ここがクリア出来ればかなりお互いの理解が進む感じがします。私の子供もやたら私を叩いたりするのですがおそらくなにか考える前に反射的に手が出ています。本人も「やめようと思っても出来ない」と言っていました。私もそのへんを多少理解出来てきたと思っていてもつい本人に色々言ってしまったりします。
作者様のブログ 私は今せっせと読んでいます。
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