本「発達障害の改善と予防」澤口俊之
発達障害の改善と予防: 家庭ですべきこと、してはいけないこと (実用単行本) 新品価格 |
テレビでもお見かけする脳科学者の先生の本です。
まず、発達障害というとASDやADHDやその他諸々あるわけですが脳科学者の先生的にはすべて「脳の機能障害」であるので対応は同じで脳の機能の悪いところを伸ばせば良い、ということだそうです。
発達障害には遺伝的な本来の発達障害とその他の環境などのリスクから発達障害の症状がでるものとあって、遺伝的なもののほうが改善は難しいそうではありますがいずれにしろ脳が発達し固まってしまうまでの4~8歳位のうち(ASDならもっと早くだそうです)に対応すれば改善できる、ということでした。
うちの子はまず間違いなく遺伝ですし、もう中学生なので手遅れで残念ですがそもそも8歳くらいまでは誰も発達障害を疑ったりしなかったのでその点では状態的に軽いと言えなくもないのかとは思いますが。
そんなわけで発達障害についての本ではあるのですが子育ての注意点の本としても見れるのでこれから子供を持つ方や小さい子がいる方は読んで見られると良いと思う内容ですが、発達障害が身近でない普通の方が手に取る本ではないのが残念ですね。
具体的には
母と子のスキンシップやコミュニケーションがとても大事
できるだけ母乳を飲ませる
おもちゃの種類は少ないほうがいい
自分で動き始めたら裸足で遊ぶようにするといい
科学的根拠のない英才教育や脳トレーニングのようなことは無駄なだけでなく悪影響があることがある(そのリスクで発達障害になったりする)
スマホやゲームなどによる受動的な強い刺激は子供に大変悪影響
などなど。
ちなみにちょっとずれますが裸足で活動するのは大人でも大変好影響らしくジョギングなどで足を痛めた人は裸足で芝生を走ったりすると良くなったりもするそうです。裸足で走ると靴を履いているときとは動きが変わるわけですがそもそもそれが正しいフォームになるので良いようです。ベアフットランニングといって裸足で走るのが好きな人達もいますね。
子育てにしろ人の身体性にしろ自然が一番なんでしょうね。